本流

2015年7月25日 (土)

先月

 6月7日。

 

 7月6日ではありません。 6月7日です。 一応、前回のつづき。

 さて、なぜこんなに前の話をしようと思ったのかというと、ちょっと珍しい出来事がありました。

 そして、なぜ今まで放置していたのかというと、暇な時間は直後に始まったインターンシップの疲れで寝ているか、元気があれば釣りに出かけているかのどちらかだったためです。

 1

 

 その日は鬼怒川下流部の鮎解禁日。

 混雑を避けて上流部へと入っていました。

 うろ覚えですが、確か増水の影響が多少残っており、良さそうな感じだったと思います。 

 しかし反応はイマイチ。

 いつもなら大きなポイントを攻めれば必ずコツッと来るのですが、この日はなかなかバイトしませんでした。 やっと掛かった小さめのヤマメもあっけなくバレる始末。

 こんな様子のため集中が切れたのか釣り下るのが早くなり、下流にいたルアーマンに追い付きそうになってしまいました。

 そのさらに下流にはフライマンが陣取っていたため、その方もどこかに移動するかも・・・と思い、確認のために声を掛けてみると・・・

 お話をしながら、何だか見覚えのある組み合わせのタックルだな~と思っていたのですが、その人以外絶対にありえないネットを背負っていることに気付いて確信しました。

 なんとその方はブログを通してたまにお話をしているYAMさん。

 お互い存在だけを知っている方に川でお会いするという経験は滅多になかったので何だか新鮮な気分でした。

 ちなみに釣果の方は、自分がさっぱりの状況下で、この時点ですでに3匹。 やはり釣る人にはちゃんと釣れるようです。

 YAMさんから、こちらの動きは気にせずお好きなようにと言って頂けたので、しばし雑談をした後に別れ、空いているポイントへと移動。

 YAMさんといえば鬼怒川上流部の大物師です。

 そのパワーがほんの少しだけ私にも乗り移ったのか? 移動した先であっさり綺麗な尺ヤマメがヒット。

 2

 前日の1匹より数ミリサイズダウンしてしまいましたが、この時期この流域なら私にとっては充分すぎます。 何より、ヤマメらしいバランスと色艶が素晴らしい。

 3_2

 あとは続かず、ギリギリのところでのボウズ回避となりました。

 幾分かは昔より上達したため、このあたりに来ればボウズになることはもうないな~なんて思っていましたが、何事も慣れてきた頃が一番危ないですね。

 でも連日尺ヤマメという久しぶりの体験ができた上にYAMさんにお会いすることまででき、良き1日となりました。

 そういえばこの日は誕生日でした。

 

 

2015年6月20日 (土)

リベンジ?

 6月6日。

 前週のバラシが頭から離れなくなり、再び鬼怒川へ。

 下流部は鮎解禁前日ということで、このあたりでヤマメ狙いの人が思う存分竿を振えるのは実質この日が最後。 さぞ混むかと思いきや、意外にも閑散としていました。

 ゆっくり家を出てきたにもかかわらず一番乗りでポイントを一人占め。

 いくらか増水しており流れの状態も良し。

 気合いを入れつつ、のんびりと。

32


 流芯が開くあたり、30メートルほどありそうな川幅の真ん中でガツッとスプーンが止まり、グングンと頭を振る感触が伝わってきました。

 一旦大人しくなるまでやり過ごし、動きが止まったところで最後の一暴れに備えつつゆっくり寄せる。

 見える範囲まで来たあたりでやはり再び身をよじって抵抗を始め、サッと足元を走り抜けて上流に突っ込みました。

 恐らく尺くらいのヤマメ。

 なかなか弱る気配を見せずに目の前を走り回られ手を焼きましたが、やがて大人しくなり、近くの浅瀬に誘導しました。

 鵜にかじられたのか、反対側の鰓蓋と下顎に大きな傷。 尾鰭にも喰いちぎられたような再生痕がありますが、逞しくもすっかり元気を取り戻しているようでした。

 そこはかとなく漂うマス感とあの走力は大移動型の証でしょうか。

 サイズは31センチと少々小ぶりなものの、久しぶりに下流部で尺を越えられたというのは十分喜ばしいこと。

 それでも前週の引きを体験しているだけに、軽いな、と感じてしまいました。 ファイト中もまるで渓流のヤマメと戯れているような感覚。

 過去にも鬼怒川であれほどのファイトを体験したことはありませんでしたが、姿が見えなかっただけに大物である確信が持てませんでした。 しかしこの日の尺ヤマメを基準にすると、かなりのサイズだったことが分かってしまいました。 一体何倍のパワーがあっただろう・・・

 

 

 結局熱を冷ますことはできず、翌日も鬼怒川を打つことに。

 鮎の解禁日で大物が期待できる下流部には入る隙がなくなり、悶々としながら僅かな望みに賭けて上流部へと向かいました。

1

 

2015年6月12日 (金)

大物の感触

 

 久しぶりにやってしまいました。 しばらく掛けてすらいなかったこれぞ鬼怒川というようなサイズのヤマメ。 ようやくヒットしたと思ったら、バラシです。

 およそ半月前の5月31日。

 前日に用事で栃木に帰ることになり、翌日、午前中の空いた時間のみ鬼怒川へ。

 時間もあまりないため、選んだ場所は宇都宮市内の下流部。

2_4





 本命のポイントには既に先行の方が入っていました。 しかし攻めずらい対岸からのアプローチであったため、こちらにも充分勝機はあると判断。 空いた頃に再び攻めることに決めて移動しました。

 移動した先で、小さいながらも立派な本流体型をしたヤマメがヒット。 ひとまずボウズは免れたことに安堵し、リリース後に少し休憩。 その後に先程の本命ポイントへと向かいました。

1_2

 太い一本の流芯が川底を深くV字に削り、対岸はテトラと護岸で手前は強い反転流の入った砂底。 魚が着くなら、反転流が弱まり流芯が少し勢いを落としているあたりでしょうか。

 対岸の弛みに10グラムのスプーンを落とし、流芯の下をくぐらせるイメージでスイング。

 そうして釣り下っていくとまもなく、流芯のど真ん中で凄まじい衝撃が手元に伝わりました。 

 合わせを入れるまでもなくヒットした魚はおよそ20メートルも一気にドラグを引き出し、あっという間に遠くへ行ってしまいました。 ダッシュが止まったかと思えば、今度は激しいローリングの手応え。 なんとか持ちこたえ、少し寄せたかと思えば再び走られ、また行ってしまう。 それでもなんとかじわじわと距離を縮め、もう少しで姿が見えるというところまで寄せた時・・・

 なんの前触れもなくスッとテンションが抜け、スプーンだけが帰ってきました。

 フックはまったく無事。 ドラグのテンションを落とし、口切れにも対策は打っていたはず。

 どういう理屈でバレたのかすら見当がつきませんでした。

 ただ、あの時自分にそれ以上できることはありませんでした。 今回は相手が1枚上手だったということで諦めましたが、せめて姿を見てどれほどのサイズかだけでも知っておきたかった。 

 やっぱり悔しいものは悔しい。 どうしても諦めきれず、翌週も来る決意をして川を後にしました。

 そして翌週。 その時に釣れた尺ヤマメが、この時にバラした魚がやはり大物だったということを証明したのでした。  

 

2015年4月30日 (木)

ポテンシャル

 鬼怒川本流はいったいどれほどの底力を秘めているのでしょうか。 今年も思わず唸ってしまうような魚が現れました。

 イワナ 53㎝。

 鬼怒川漁協管内の本流ではイワナ自体が非常に少なく、その量はターゲットとしてはとても成立しない程度です。 私自身、鬼怒川は3年前までのホームリバーであり、今でも毎年足を運んでいながら、遭遇の経験はたったの一度です。

 ましてや50オーバーともなれば、その希少性は同サイズの本流ヤマメをも軽く上回るでしょう。

 そんなイワナを釣り上げたのは、こちらにも度々コメントを頂いているYAMさん。 2013年には、何と60超の本流ヤマメまで釣り上げている方です。

 あの時も驚きましたが、今年も鬼怒川の更なる可能性を見せて頂きました。

 

 この大イワナに刺激を受け、次の行き先は迷うことなく鬼怒川となりましたが、まあ、凄い魚はめったに釣れないから凄いんですよね。 

 私の相手をしてくれたのは、かわいいヤマメでした。

Photo

 

 

 

2014年9月25日 (木)

悪戦苦闘

 一足先に禁漁を迎えた栃木県に続いて、他県もいよいよ次の土、日が最後の休日です。

 もうそんな時期ですが、未だこれといった魚には出会えていません・・・。 

 今のところ今年のベストな魚体はこれでしょうか。

12


 9月に入ってから釣れた、パーマークくっきりで体表の銀化もないヤマメ。 ただ、サイズが泣き尺・・・。 でも、それだけなら納得のいくいいヤマメなのですが、残念?なことに釣れた場所が鬼怒川漁協管内の最上流部でした。 規模的にぎりぎり渓流と言えなくもないのですが、どちらかといえば本流なので、これ以上のヤマメはいくらでも居るのではないかと。

 今年は涼しくなるのが早かったため、すでに多くの魚が秋モードに入っています。 正直に言って、大きくないヤマメでも実力で釣るのはもう無理です。 居ても追わない、追っても喰わない、喰っても乗らない、乗ってもバラすで、散々です。 たまに釣れるヤマメは、到底目標のサイズには届きませんが、本当に愛おしいです。

 

2014年7月 5日 (土)

連発

 先週の土曜日

 鬼怒川が好調だという噂を耳にして、濁りの取れたタイミングを伺って行ってみました。

 盛期の鬼怒川は約1年ぶり。 今回はさんざんバラした昨年のリベンジでもあります。

 

 昨年も増水の引き際で水が高かったのですが、今回はそれ以上。 天気は快晴で暑かった昨年に対して今年は冷たい雨。 本来は晴れの日の釣りの方が好きなので、少しがっかりしたような気分にもなりましたが、それは天気予報で初めから分かっていたこと。それに雨が魚の活性を上げるのは間違いありません。 事実、この日はよく釣れました。

 2        

         31㎝

4 

         33㎝

 尺上3匹、泣き尺2匹と、釣果の半分近くが尺前後のヤマメたちでした。  カッパが意味をなさないほど全身ずぶ濡れになり、6月下旬だというのに寒さで膝が震えてきましたが、こう釣れると帰るに帰れず、結局夕方まで遊んでいました。

 332

          31㎝

 今回はこんな美しいヤマメにも出会いました。 尺上で本流育ちなのでさすがに表面は銀化していますが、下地のパーマークははっきりとした輪郭を保ったまま。 いい型が続くとサイズの価値観は変わってしまいますが、綺麗な魚は何匹釣っても綺麗なままです。 震えながら釣りをした甲斐がありました。

 

 さあ、盛期の鬼怒川もやったことですし、本流はこれくらいにして渓流に移行しましょうか。

 明日は久しぶりに晴れの中釣りができそうです。


2014年6月25日 (水)

ラストチャンス

 2


 6月21日 先週の土曜日。

 

 大増水から2週間を経て、本流はようやく釣りが可能な状態に。 しかし、回復を待つ間に今シーズンも半分を過ぎ、そろそろ本流から渓流にシフトしようと考えていた時に達しつつありました。

 

 この増水の引き際の最大のチャンスを最後と決めて、笹濁りの荒川本流に臨みました。

 今期の荒川本流はこれで7回目。 これまでの釣果は、45センチ以下のニジマスを6匹とバスが1匹。ヤマメの釣果は未だ無し。

 どんなに小さくてもいい、最後にヤマメの顔を拝みたい、そう願ってキャストを繰り返す昼下がり。 ついに願いが通じました。

 1

 スプーンを突然ひったくった悪くないサイズの魚。 またニジマス? そう思った直後に見えた激しいローリング。 上がってきたのは33センチのヤマメ。 シャープな顔つきの雄の玉淀差しでした。

 少し小ぶりですが、去年のようにまぐれではなく、狙って釣れたのは大きかったと思います。 この1匹以外にヤマメが釣れなかったことは正直悔いとして残っていますが、これで今シーズンにやりたかったことの1つはクリアできました。

3

 

 ありがとう荒川!

 

 

 

 

2014年6月 8日 (日)

ヤマメは何処に?

 

 

 6月1日

 鮎解禁前最後の日曜でした。 正直に言って、もう少し簡単に釣れるだろうと侮っていた荒川本流は、釣れないまま厳しさを増していくばかりです。

 

 昨年ないがしろにしたせいか、本流のヤマメには嫌われてしまったようです。  今日もヤマメらしき魚を2匹掛けるもあっけなくバラシ。 集中してやり取りしたつもりでしたが・・・。

 

 その一方で久々にヒットした外道、バスは何の危なげもなくキャッチに至りました。

 

 Photo

 そして最後はお約束のニジマスが登場。

 2

 バラしてしまうのも問題ですが、それ以前にヤマメが少ないように感じます。 一体どこに居るのでしょうか。

 

2014年6月 1日 (日)

本流通い 猛暑日寸前

5


 5月31日

 本格的な夏の到来を前に、気温は34℃の予報。 今年初めてウェットゲーターを履きましたが、これで寒さを感じることはありませんでした。

 それでも水中はまだ過ごしやすいようで、魚たちはすこぶる元気。 一本の瀬から立て続けにニジマスが3匹ヒット。

 

32_2

 

 尾鰭はもちろん、背鰭の回復の段階まで進んだ綺麗な個体ばかりでした。 サイズはどれも40センチに満たない程度ですが、この鰭で瀬の中を暴れまわるわけですから、引きは最高。 

 そして極めつけはこの体型。

 

6

 この腹。 一体何を食べてこんなことになっているのでしょうか。 あまりに太っていて顔が小さく見えます。

 こんなニジマスたちに楽しませてもらいましたが、この日もヤマメは現れず。 埼玉側でヤマメが釣れないまま、ついに3カ月が経過。 渓流に行ってしまいたい気持ちに押しつぶされそうですが、あと半月は本流通いを続けます。

2014年5月23日 (金)

イワナ旅 2

 新潟の翌日は、福島県只見川。

Photo

 雪代で増水しているとはいえ、鬼怒川級の水量をもつ支流を何本も集めて流れる只見川本流は、さすが圧巻のスケール。 これならどんなに大きなイワナがいても不思議ではありません。 ここでの釣りは、何だかUMAのワクワク感に似たものがこみ上げてきました。 

 結局釣れはしませんでしたが、良い経験ができたと思います。

 ノーバイトのままあっという間にお昼を迎え、今度は支流へ移動。

 2

 

 只見の川は支流ですらこの水量。 改めて水の豊富さに圧倒されます。 

 ここも反応は渋く、私はこの日ボウズ。 しかし、父が何とか20後半のイワナを上げてくれました。 きれいなイワナだったそうですが、離れたところにいたので見れなかったのが残念。

 

 釣りを終えたあとは、その日のうちに伊南川まで移動してテント泊。 雪代で轟々と流れる川音を聴きながら親子で過ごす夜は、何だかいいものです。 

 眠りに落ちる前、やっぱり釣りっていいな、と思えました。 自然の圧倒的パワーを感じたり、共通の趣味を持つ仲間(父)と静かに夜を過ごしたり。 ボウズでもこんなに楽しいなんて・・・

 

 釣果が釣りの全てではないとはよく言われますが、本当にその通りだとここまで強く思えたのは久しぶりでした。 こういう記憶は、感動の大物の傍らでもいいので、大切にしていきたいものです。

 さて、とはいっても釣らないままでは帰れません。 翌日は遠征最終日。 気合いを入れて向かった先は、舘岩川水系の支流群。 

 つづく

 

 

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー