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2016年2月19日 (金)

解禁前 昨シーズン回想

 昨年の釣りを1単語で表すとすれば、「イワナ」あるいは「山」。 シーズン終盤の更新をサボっていたのであまりイメージにないかもしれませんが、そんな感じでした。

 年々手つかずの川と魚を求める気持ちが強くなってきたことで自然と山へと足が向き、それに伴ってイワナと顔を合わせる機会も多くなっていきました。

 そんな昨年を象徴する釣りの一つが、父と行った、盆の新潟のとある地方での一幕。

 生来この土地と付き合ってきた父でも未踏だった奥地へと足を踏み入れました。

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 両岸は高さ数百メートルはあろうかという急峻な崖。 底を流れる沢に河原はほぼなく、まるで巨大な水路のよう。

 そんな沢を、へつって巻いて泳いで、イワナを求めて奥へ奥へと進んでいきました。

 橋や堰堤はもちろん、ゴミの一つもない完璧な自然。 そんな環境にいるイワナだから、当たり前のごとく綺麗。 文句のつけようがありません。

 ただ、活性がこれでもかというほど低い。 原因は最悪レベルの渇水。 傾斜の急な沢なのに流れにまるで勢いがなく、淀んだ水溜まりのようなプールには流下物が溜まったままになっていました。 イワナの反応は終始鈍く、まるで閉め切った部屋で熱中症にかかったよう。 

 いまいち満足の1本が出ないまま、越えられなさそうな滝に突き当たり、遡行も終わりを迎えました。

 直前のポイントで父は9寸のイワナをゲットしたため、今度は私の番。

 狭く深い滝壺にスプーンを放ると、これまでの無気力なイワナたちとは違ったチェイス。 それも、この日釣ってきたどのイワナよりも大きい。 やはり水がよく動く場所だと少しは違う。 こういうイワナがいれば、スレとは無縁なのであっさり喰ってくれます。

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 今まで釣ってきた中でも、最も人との交流を断たれた環境に棲むイワナの尺を越えた姿。 渇水にずいぶんと苦しめられましたが、これが見られればまずまずでしょう。

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 個人的にイワナの一番綺麗だと思うポイントが、背中。

 薄く緑がかった地色にくっきり浮かぶ大柄な白斑。このあたりのイワナを見て育った私達にとっては、これこそイワナの象徴といえます。

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 さて、満足なイワナが出ましたが、きっとこの沢のポテンシャルからすれば、この程度は小物なんじゃないかと思います。

 何せ、今では夢のような話ですが、この沢が流れ込む渓流の別の支流で、父は2尺を超えるイワナを2度も手づかみしたことがあります。

 その沢と比べても格段に環境が良く、人もほとんど寄り付かないこの場所なら、今でも化け物のようなイワナを育んでいたとしても不思議ではありません。 

 もしかしたらあの滝壺の底では、尺イワナが釣られる様子を、“ヌシ”がじっと見ていたのかも・・・

 

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コメント

こんばんは!
昨年はスゴイところに行っていたんですね!
今シーズンはどんな釣りになりますかね? 楽しみです。
鬼怒川は少し様子見かもしれませんけどね・・・。

>YAMさん

お久しぶりです!
なかなか楽しいところでしたよ~
隣の谷では熊に遭ってしまったりもして・・・。

さて、今年もまもなく解禁ですが栃木の川はだいぶ壊されてしまったようですね。
一応今年もこちらで解禁を迎えようと思って帰ってきましたが、年券買うか迷ってます・・・。

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