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2015年11月

2015年11月 3日 (火)

夏の日

 禁漁から早1ヶ月。

 暖かい埼玉でも朝晩は冷えるようになってきました。 寒いのが苦手なので、冬の訪れを感じさせるこの時期になると、毎年憂鬱な気分になってしまいます。

 そんな時にふと思い出すのは、大好きな季節の釣り。

 8月の頭からお盆までの僅かな間・・・ この時期の渓谷は、緑の濃さだったり、蝉のうるさいほどの鳴き声だったり、とにかくそこらじゅうに自然のエネルギーが溢れていて、最高の賑わいを見せてくれます。

 まだ秋のような焦燥感が芽生えることもなく無邪気に楽しめる、真夏のよく晴れた渓流が一番好きです。

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 この時訪ねたのは4月にとてつもない魚影の濃さを見せた秩父の川。 良い型に育ったあの時の魚たちがバンバン釣れてしまうのではないかと期待しましたが、打って変っての静けさ。 まあ、初めて行った時に良かった川は、その時がピークだったということはよくあります。 恐らく岩の下にでも潜っているのでしょう。

 それでもこの川の生産能力の高さは隠しきれないようで、あちこちにヤマメやイワナの稚魚が溢れていました。 プールを探れば、ルアーより一回り大きいくらいの稚魚が20匹以上の群れで追ってくる。 そんな光景を何度見たことか・・・。

 それだけ魚が居れば、数を打てばたまにはまずまずの魚も掛かります。 20センチ以上の魚はチェイスすら見せてくれない状況の中、突然痛快なアタリが伝わりました。

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  25センチを超えたヤマメですが、まるで幼魚のような鮮やかさ。 こういうくすみのないぴかぴかの魚に出会えることも夏の釣りの魅力です。

 何匹かヤマメを追加しながらしばらく釣り上がると、今度はイワナのチェイス。 浅い落ち込みの白泡の中から出てきたそのイワナは、そのまま上流を見つめるようにしてヒラキに定位。 珍しくいい反応。 そして次のキャストで、予想通り猛然とルアーに突進。 やっぱりイワナはこうでなくちゃ。

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 それにしても、これまた綺麗な魚。 鰭のオレンジ色がよく映えます。 チェイスした時に大きくないことが分かったのでスルーしてもいいかと思いましたが、釣ってみるものですね。

 結局まともな反応はこれくらいで、最後まで渋い状況は変わりませんでした。 それでも真夏の釣りはやっぱり楽しい。 熱い日差しと冷たい渓水を浴びながら川を遡行するのが最高に心地いい。 

 

 肌寒さを覚えるようになった日々の中、あの感覚がたまらなく恋しくなってきました。 アレをまた味わうためには、まず、これからやってくる冬を越えなければ・・・。

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