2017年5月18日 (木)

2017GW

 今年のGWは数年ぶりの春の新潟でイワナ三昧でした。

 関東では味わえない巨大な雪渓の残る谷での釣りの味はなかなかのものです。

2017566

2017531
 初日の沢の水は案外温かく、魚たちも思ったよりしっかりした体になっていました。

 しかし2日目の沢は同じ山系にもかかわらずなぜか身を切るような冷たさ。 そのせいかやや痩せ気味の魚が多め。 それでも前週の山梨の沢よりも錆を残した魚が少なく感じるのは気のせいでしょうか。

2017564
 

2017563
2017532

 キレイな魚に、尺イワナまで出て気分は上々。

2017565
 最終日の3日目もぴかぴかのイワナたちに遊んでもらえました。

 さあそろそろヤマメにも会いに行きましょうか。

2017年4月30日 (日)

やっと解禁

 解禁から早2ヶ月。

 ただの1匹も釣ることのないまま迎えた4月最後の週末。

 ようやく釣りに行ってきました。

 20170429_2

 最初のポイントでいきなりのヒット。

 201704292

 今年の1匹目は泣き尺のイワナ。

 やっと釣れたという安堵からか、朝日を浴びて光る姿がやけに強く印象に残りました。

 次のポイントではさらに1回り大きなイワナをバラしたものの、久しぶりに釣りができた喜びのほうが勝っているようで、いつもほどの悔しさは感じず。

 そんなのんびりした気持ちでいても、あまりスレていないこの沢は午前中で10数匹のイワナを釣らせてくれました。

201704293


 ちらほら残雪が目についたこの渓では真っ黒なサビを残したイワナも見られ、まだ春が来て間もないといった感じでした。 本番はこれからでしょう。

 
 ここ数年は源流での釣りが増えてきたので、自分の解禁はこのくらいの時期からでもいいかななんて気もしてきました。

2016年10月 4日 (火)

閉幕

201609301


 北アルプス登山の話の続きや、木曽川での釣りの話、地元秩父で釣れたキレイなヤマメの話など、先に書くべきことが溜まっているのですが、どれも書かないうちにだいぶ時間が経ってしまいました。

 なのでそちらは後回しにして、まずはいい魚が出たタイムリーな最後の釣りから書いていこうと思います。

 

 9月30日、イワナやヤマメが釣れる今年最後の日、平日にもかかわらず幸運にも私は丸一日釣りに行く時間をとることができました。

 思い返すと今年はイワナ釣りに出かけることが多く、いつもの年に比べてヤマメの顔を見ていないことに気付いたので、この日はいつもより下流に狙いを定めました。

 最終日なので、有終の美を飾るために本気の釣りをしたいような、逆に最後くらいのんびりしたいような微妙な心持ちでしたが、朝一のポイントで尺クラスの赤黒いヤマメの素早いチェイスを見たのをきっかけに、やる気のスイッチをオンに。

 でも秋はやっぱり難しい。 そのヤマメはそれっきりで、その後は何も反応がないまま時間がすぎてゆく・・・

 しかし他にもいいヤマメがこの流域に入っている可能性は充分に高いので、集中力をキープしながら釣りを続けると、数時間後にようやくまずまずのヤマメの引きを味わうことができました。

 釣り上げてみると26センチほどのメスのヤマメでしたが、期待を高めるには十分でした。

 この1匹が、いつもなら面倒になって粘れない大場所でも攻め抜く気力をもたらし、次の魚に繋がる重要な足掛かりになりました。

 

 巨大なプールで、普段ならとっくに次のポイントに進んでいる頃、何度もトレースしたラインで明確なアタリが。 

 大物というほどではないけれど、いいサイズだとはっきり分かる手応えを感じながら手繰り寄せてくると、鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできました。

 そこからは焦って少し強引になってしまいましたが、なんとか無事に最高のヤマメをネットに収めることができました。

201609305_2
201609303
201609304

201609302_3



 とてつもなくキレイな雄の尺ヤマメが今年最後の釣りを飾ってくれました。 

 こんな完璧なヤマメで〆られるならこれ以上のことはありません。

 その後も少し釣りを続けたのですが、もう充分な気がして、昼下がりには竿を畳んでしまいました。

 これにて今期は閉幕。

 学生時代の最後にふさわしい、本当に楽しいシーズンでした。

 半年間楽しませてくれた川と出会った全ての魚に感謝・・・

2016年9月20日 (火)

北アルプス 1

 昨年の北岳登山と野呂川釣行から約1年。

 今年は、8月28日から9月3日までの1週間、昨年から父と計画してきた北アルプス登山に行ってきました。

 前半で剱岳に登り、後半で槍ヶ岳から穂高、そして最終日にちょっと釣りをして帰るという日程で北アルプスの自然を満喫してきました。

 まず初日は扇沢からトロリーバスとロープウェイを乗り継いで室堂ターミナルまで行き、そこから宿泊予定地の剣山荘まで、立山の景色を楽しみながら歩く予定。

 始発のバスに乗り込み、まずは黒部ダムまで。

 ゆったりと周囲の景色でも楽しもうと思っていたら、バスはいきなりトンネルの闇の中へ。

 車内のテレビに、案内ビデオが流れる。 どうやらトンネルはこのまま黒部ダムまで続くらしい。

 バスを通すにはここにトンネルを掘るしかなかったのだと思いますが、目隠しをするような冷たい壁を見ていると、こちらの期待を見透かして、焦らすためにわざと仕組んだんじゃないかとさえ思えてきます。

 もちろんそんなわけはないのですが、実際、バスを降り、ターミナルを出て、一変した景色を見た時には大きな感動を覚えました。

20160828_2


 広大な黒部ダムの湖面と、圧倒的迫力の放水。 少し先には、もう美しい山も見えている・・・

 ここまでただひたすら真っ暗だったところからいきなりこの景色ですから、大きな解放感に満たされます。

 ですが、これはまだ序の口。 先にはまだまだ素晴らしい景色が待ってるはず。

 次はロープウェイ。

 背後に黒部ダムを眺めながら、ぐんぐん高度を上げていく。 

 すでに木々の背丈も低くなりはじめ、早くも 「高いところ」 に来た実感が湧いてきます。

2016082802


 そのあとはケーブルカーとバスでふたたび真っ暗な地下を進み、終点の室堂ターミナルに到着しました。

 ここから、いよいよ歩きが始まる。

 期待を膨らませてターミナルの外に出ると、そこには今まで見たこともないような山の姿が広がっていました。

2016082803
2016082804

 360度、どこを見渡しても絶景。

2016082805

2016082806


2016082807
 青々と水を湛えた池があったかと思えば、すぐ近くには荒涼とした地獄谷。

 バリエーションにも富んでいて飽きることがありません。

2016082808


 しばらく歩くと石が敷かれた遊歩道も終わり、登山者以外の観光客の姿も見えなくなってきました。

 そしてまもなく急な登りが始まり、ようやく登山らしくなってきました。

 しかし、思ったほど体力を消耗することもなく、この日の歩きで最も標高の高いポイントの剣御前小舎に到着。 

 何だか少し拍子抜けした気分でしたが、なんとここに、雪がどっさりと残っていました。 

 ・・・そうだ、バスとロープウェイがなければ、本来ここまで来るのも相当しんどいはず・・・

 改めてとんでもない場所だと思いました。

2016082809_2

 剣御前小舎を越えると、明日登る剱岳の姿がはっきりと見えてきました。

 ここから見ると、とても人間に登れるとは思えないような形をしています。

2016082810_2

 あとはなだらかな下りを歩き、無事に目的地の剣山荘に辿り着きました。

 これにて初日の予定は終了。

 翌日はいよいよ剱岳へのアタックです。

 

 

 

 

2016年9月 7日 (水)

那珂川水系のイワナ

201608201201608151

 お盆以降、8月中に釣った2匹のイワナ。 

 少し前に鱒研さんの掲示板に投稿し、ブログにも掲載して頂いたイワナたちです。 

 

 大きさは共に9寸、場所は那珂川水系のそれぞれ別の支流の個体です。

 こうして並べて見てみると、色合いは保護色の影響もあるので一概には言えませんが、斑点とパーマークの出方がまったく違いますね。

 お互いにそれほど離れた沢ではないのにこうも違いがあるのは、過去に行った放流の影響でしょうか?

 在来のイワナに近いのはどちらのタイプなんでしょうね。 単純に見た目で言えば、下のイワナのほうが好きですが・・・

201608152

201608153

2016年8月23日 (火)

最後の夏休み 2

 翌日は別の支流へ。

 こちらの沢も人の気配はまるで感じられません。

 入渓点からしばらくは背丈を超える草が生い茂り、やっとその先の森に抜け出たら、頼りない踏み跡には簡単にどかせそうな邪魔な倒木も堂々と横たわったままになっていました。

 川辺に降り立ち、砂地に足跡を探す・・・

 やはり、ありません。

 先に準備を終えた父が釣りを始めると、一投目から2匹のイワナがチェイスしてきたといいます。 このときから期待は持てそうだと感じていましたが、まさかこの先にあれほどまでのイワナの楽園が待ち受けているとは思いもしませんでした。

201608121
 前日に入った沢に比べれば、渓相も平均的な魚体の色合いの美しさも劣ってしまうのですが、魚影はこちらが圧倒的。

 良さそうなポイントには必ず、本当に1つの例外もなく必ず魚が入っていて、大場所では良型が5、6匹同時に追ってくることも当たり前・・・

 流れの中に定位するイワナを見つけることだって簡単でした。

 禁漁区でもない、放流にも頼らない場所でこれほどの魚影が見られることには驚くほかありません。

 ただし何十匹も釣れたのかというとそうでもありませんでした。

 離れたところからすっ飛んできたり、絡みつくように何度もチェイスしてくるところまでは釣り人を知らないピュアなイワナの反応に見えるのに、なぜかバイトまで至らない・・・

 足跡もゴミも一つもなく、入渓ルート以外には踏み跡すらないので、やはりどう考えてもスレているとは思えないし、第一この異常なまでの魚影の濃さは誰も来ていないことを証明しているように見えるのですが、本当にたくさんのイワナに見切られてしまいました。

 でも反応した魚は必ず喰うような状態だったら、きっと釣れすぎて飽きてしまったと思います。

 それでも普段に比べたらずいぶん釣れたんですけどね。 

201608123
 このゆうに尺を超えるイワナも、結局釣り上げることはできませんでした。

 屈折のせいで目が飛び出て見える不恰好な写真しか残せませんでしたが、釣れたらきっと絵になるイワナだったんだろうなあ・・・

 近づいても逃げなかったので、いっそ掬ってやろうかと思って水中にネットを突っ込んだら、さすがに逃げられました。

201608122
 

 実際に釣れた大きさは、私も父も泣き尺が最大でした。

 これは確か私が釣った28センチほどのイワナ。

 鳥につつかれたのか、増水で流れた石に挟まれたのかは分かりませんが、尾鰭がちぎれていました。

 完全な状態でも尺には届かなかったかな・・・

 結局大物には出会えませんでしたが、この日もとびきりのキレイなイワナに出会うことができました。

 ある白いナメ床と砂のプールで9寸ほどのイワナがヒット。

 このくらいの大きさならこの日は何匹も出会ってきたので最初は特に驚きもなかったのですが、はっきり目視できる距離まで寄せたところでキレイな青い背中が見えました。

201608124
 

 爽やかで瑞々しい最高の美魚がネットに収まり、前日の沢のイワナに勝るとも劣らないその姿にしばし釘付けになってしまいました。

 沢はまだまだ奥まで続いており、登っても登っても最後までイワナの姿が絶えることはありませんでしたが、時計を見るともう午後2時。 後ろ髪を引かれる思いでもと来た道のりを引き返しました。

 家に戻ると、大叔父が豪勢な夕食を用意してくれていました。 疲れた体には有難いです。

 それから私たちも、あれだけ魚影の濃い沢だったので、久~しぶりに2匹のイワナを頂戴してきました。 今の時代、どれだけ魚影が濃かろうと推奨されるべき行為ではないのかもしれませんが、自分で釣った天然のイワナを食べることには何ものにも代えがたい喜びがありました。

201608125
 

 夕食のあとは2日分の釣りの疲れを癒すように早く布団に潜りこみました。

 照明を消してしまえば、光は家の前にある古い電灯か月や星の輝きしかなく、部屋はほとんど真っ暗。

 そんな中で聞こえてくる、すぐ近くを流れる川のせせらぎ、虫やカエルの声・・・

 年に何度も味わえないノスタルジックな夜の心地よさに、あっという間に眠りに落ちてゆきました。

 

 

 そして翌日。

 ゆっくり目を覚まして遅めの朝食を済ませたあとで、大叔父に別れを告げて新潟を後にしました。

 

 物心つく前からのこと・・・

 この土地の村を流れる渓流で、父や親戚たちから川遊びを教わりました。

 それ以来私にとっての夏休みといえば、この場所での川遊びが最大のイベントでした。 

 きっと幼い頃からのあの経験がなければ、釣りを好きになることもなかったと思います。

 毎年毎年、本当に楽しませてくれたこと、釣りに出会うきっかけを与えてくれたこと、この場所には感謝してもしきれません。

 最後も楽しませてくれてありがとう。

 

 さようなら、夏休みと思い出の場所・・・

 

 ・・・まあ、社会人になっても暇さえあれば来ると思うんですけどね。 大袈裟に書きすぎました。

2016年8月16日 (火)

最後の夏休み 1

 学校の夏休み自体は9月下旬まで続くのですが、感覚的には、やっぱり夏休みといえば8月いっぱいまでな気がします。

 そして、秋が来る焦燥感もなく夏を満喫していられるのはお盆まで。

 今年度で学生生活を終える私にとっては、このお盆が何も気にせずに夏を過ごせる最後の時間でした。

 

 そんな時間を過ごした場所は、祖母や父が生まれた新潟のとある山村。

 今は大叔父が守る先祖代々の家に厄介になりながら、私も生まれた時からお盆にほぼ毎年来ているこの場所で、父と一緒に釣りをしてきました。

201608111


 初日は、昔の村の住人でも滅多に行かなかったという渓へ。

 今ではなおさら知る人などほとんど居ませんが、私たちにとっては屈指の名渓です。

 それなりに良いサイズの魚に期待が持てることも気に入っている理由のひとつですが、大きな理由は圧倒的な渓谷美とイワナの美しさ、そして誰にも知られていないという点。

 色々な偶然が重なって成り立っている奇跡のような場所です。

201608112

 唯一欠点を挙げるとすれば、他の支流に比べて随分魚影が薄いこと。 恐らくイワナにとっても厳しい環境なのだと思います。 

 でも個体数が少ないおかげで餌の競争率が低いためか、毎回尺クラスを拝めるほどにサイズには恵まれています。

 今年は父が尺イワナを釣り上げました。

201608113
201608114_2


 大きさだけではなく、ここのイワナはとにかくキレイなことも魅力だと思います。 

 特徴は華やかな色彩と水まんじゅうのような透明感。 

201608115201608116

 全部が全部こんなにキレイなわけではありませんが、多くの個体がこのイワナに見られるような特徴を少なからず備えています。 

 特に目を引くのが色のついた斑点の色。 黄でも橙でもなく、淡い桃色の斑点はこの沢以外では見たことがありません。 さらに鰭や腹と、口元にまで滲んだオレンジ、緑がかった背中、主張しすぎない白斑の組み合わせが絶妙で、イワナ好きなら一目見ただけで心を奪われるに違いありません。

 あの美しさが写真では伝えきれないのが残念です。

201608117


 完璧な渓谷美の中でこれほどキレイなイワナが釣れれば大きさなどどうでもいいのですが、最後には私にも尺には届かないものの良型が釣れました。

201608118
 

 この沢は今年で3度目の遡行になりましたが、初めて訪れたときの印象そのまま、まったく色褪せることのない最高の場所でした。

 我儘極まりないことですが、ここだけはこの先もずっと誰も知らない秘密の場所であってくれたらと思います。

 

2016年8月 7日 (日)

水の中

 入渓しやすく解禁前には放流もあるハイプレッシャーな場所に行ってみました。

 やはり難しく、釣果は5、6寸のイワナとヤマメが数匹でしたが、釣れないだけで魚はちゃんと居ます。 流れの中にニジマスの姿を見つけました。

201607241
 上の写真のどこかにニジマスが写っています。

 さあ、どこにいるでしょうか?

201607242

2016年8月 3日 (水)

梅雨明け

 ようやく雲が晴れてくれました。

 いよいよ一年で一番好きな1ヶ月の始まりです。

 梅雨明けの声を聞いてから最初の釣りは、4月にも行ったお気に入りの渓へ。

201607302


 この日はよく釣れました。

 大場所にはだいたい魚が入っていて、ちょっとくらいキャスティングをミスしても、離れたところから飛び出してきて、勢いそのままにルアーを掻っ攫っていくような大らかな反応を楽しめました。

201607301

 相変わらずほとんどのヤマメたちは側線上の赤みが強い。

 そして体型は春に来た時よりもずっとパワフルになっていました。 魚影は濃いですが、それ以上にエサも豊富なようです。

 でも大きさはいまひとつ。7寸から良くて8寸未満くらい。

201607303

 前回はイワナとヤマメが半々くらいで釣れたのですが、今回イワナは8寸が1本だけ。

 非常に活性が高い日だったので、ヤマメに牽制されてイワナは出てこられなかったのかもしれませんね。

201607308

 

 平地の気温は当然のように余裕の30度超えだったこの日。

 寒い時期には少し危険な高巻きをしなければならないゴルジュは、泳いで突破しました。 このほうが安全だし、何より快適。 今の時期はこういう遊び方ができるから好きです。

 そのゴルジュの先、魚の反応はさらにハイに。

 そしてやっと良型もヒット。 底に張り付くように踏ん張ってなかなか浮いてこなかったのでイワナかなと思っていましたが、浮いたところで赤い帯とパーマークが見えてドキリ。

 慌てて掬った相手はこの日一番のヤマメでした。

201607305

 測るまではひょっとすると尺上かもしれないなんて思っていましたが、そう見えたのは、源流の魚にしては立派すぎる肉付きのせい。

 でも実際の大きさも9寸オーバーだったので、充分に満足のゆく1本でした。

 そして色合いの良さもかなりのもの。

 ゴツい体にこの繊細な色の組み合わせは反則です。

201607306201607307

 そんなヤマメだったのでもっと綺麗に写真に残したかったのですが、有り余るパワーであっという間に脱走。 

 少し名残惜しかったですが、元気に帰ってくれてなによりです。

 

 さあ、大好きな梅雨明け後の釣りも始まりましたが、もう今シーズンも残り2ヶ月。

 悔いの残らないよう楽しみましょう。

2016年7月22日 (金)

早起きのご褒美

 先日父から、ここ数年開拓に勤しんできた栃木の渓でようやく尺イワナが釣れたとの嬉しい報告が。

 そんな知らせに刺激されて、今回は気合いを入れてちょっと早起きしてみました。

 行き先は、春に大きなイワナと、どぎつい発色を見せるイワナが釣れた沢。

 今回はそのさらに奥の開拓。

 深夜2時前に家を出てきた甲斐あって、さらに平日ということもあり、私と同じ流域を目指す先行者の姿はありませんでした。

 そんなわけで期待感いっぱいで釣り始めたものの、反応は渋め。 以前来たときと比べるとずいぶん流れが弱々しい。 それでも平水以上の水量はありそうなのですが、増水時のようにはいきません。

 かなりの距離を歩きましたが、8寸未満のイワナが2匹だけ。 

 そのうえ、ルアーをついばんだゆうに尺を超える魚を掛けそこねる・・・。 まあ、いい魚がいることが知れただけ良かったかもしれません。

 ここまでスプーンにこだわって釣り続けてきましたが、あまりに状況が良くないのでミノーにチェンジ。

 すると、今までの渋さが嘘のように湧いて出るイワナたち。

 あっというまに9寸超が2つ掛かりました。

201607201201607202

 これはそのうちの一本。 秩父イワナの特徴の一つである、鰭のオレンジの縁取りがはっきりと見てとれます。 

 しかし以前に釣ったあの極彩色と比べるとだいぶ控えめな色。 

 今まで秩父イワナの可能性がある流域での釣果があまりにも少ないので何とも言えませんが、あれほどまでの発色を見せるものは稀なのでしょうか。

 その後もスプーンでは当たらず、ミノーばかりを狂ったように追うイワナたち。

 よほどハマった日だったのか、大きなイワナも躊躇いなくミノーを銜えこんできました。

201607203
 尺をゆうに超え、大物の基準としている35㎝に迫るサイズだったものの、あと1ミリに泣かされました。

 それにしても鰭の大きさがやけに目につく魚体です。 尾鰭はもちろん、胸鰭なんかも翼のように大きく発達しています。

201607204201607205
 大きさはもちろんのこと、雄らしい厳つさと魚体の美しさも嬉しいところ。 なかなかに秩父イワナらしさを持った個体だと思います。

201607206201607207

 手早く撮影を済ませて流れに放してやると、勢いよく水を蹴って帰っていきました。

 まだ日は高い時間ですが、いいイワナが出たし、駐車ポイントまでまたしばらく歩かなければならないのでここで終了。

 今回は父からの便りに触発された形ですが、気合いを入れて一番乗りで入渓したおかげでいいイワナにありつけたと思います。

 
 あまり得意ではないのですが、釣ろうと思ったら早起きは大事ですね。

«夏の渓に集う人